Photoshop初心者向け!写真の切り抜き方法3種

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Photoshopで合成をしてみたいけど切り抜きがうまくいかない

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写真の一部だけ色を変えて印象を変えたいけど、どうすればいいんだろう?

そんな方に向けてこの記事を書いています。

写真に対して加工や合成ができるPhotoshop。Photoshopで合成をするには切り抜きが必要不可欠です。

素材同士を組み合わせるだけでなく、部分的に色を変えたり変形を加えたい場合でも、この切り抜きと同じ作業が必要になります。

しかし、Photoshopで切り抜きを行う場合、調べるとさまざまなツールや手法が出てきてどれを使えばいいか迷ってしまう方もいるかもしれません。

結論から言うと、まず3つのやり方をおさえるのがいいかなと思います。

簡単に切り抜ける自動選択ツール、手動で思い通りに切り抜けるペンツール、毛皮や生茂る葉っぱなど、輪郭を捉えにくいものを自動で切り抜けるアルファチャンネルです。

今回はPhotoshop歴10年の筆者が、それぞれの機能の使い方とメリットデメリット、そして切り抜きを行うコツについてお話ししたいと思います。

自動選択ツールで切り抜く

クリックするだけで、それと近い色のを選択してくれる自動選択ツール。Photoshopを触って間もない方はこの機能を使っている方が多いかと思います。

やり方

1.パレットから自動選択ツールを選択

2.切り抜きたい要素、もしくははぶきたい要素をクリック(今回ははぶきたい背景側をクリックしています)。さらに、shiftキーを押しながらクリックすることで選択範囲の領域が広がっていくので切り抜きたい部分をしっかり選択範囲で囲む。

3.今回は背景側を選択しているので、選択範囲メニューから選択範囲を反転をクリック

4.レイヤーパネル下部のアイコンからレイヤーマスクを作成を選択

メリット

・うまくいけばワンタッチで切り抜きが可能
・カチカチクリックするだけなので初心者でも使いやすい。

背景が単色で、切り抜きたい物が単純かつ背景と全く違う色の場合、クリック一回で切り抜きたい範囲が選択できることもあります。

なんとなく似たような色をカチカチクリックしていくだけで選択範囲を作れるので直感的で使いやすいのもこのツールの良いところです。
ぼくも、本格的に切り抜きをする前工程で仮に素材をささっと切り抜いて配置したい時などに使用しています。

デメリット

・機械任せなので思った通りに切り抜けない場合が多い
・境界線のコントラストが曖昧だと輪郭がズレる

クリックしたピクセルの色が近いところを選択するツールなので、切り抜きたい要素と背景の境界が曖昧だと思った通りに選択されません。特に鋭角な谷間などを切り抜く場合、このツールだけで角の先端まで選択するのは難しいです。

輪郭もガクガクとしたものになりやすいので、本番用の切り抜きには向きません。

ペンツールを利用して切り抜く

基本的に切り抜きといえばこのペンツールを使った方法が一般的です。

ベジェ曲線を利用するので使いこなすのに慣れが必要ですが、慣れてくれば自分の思った通りの切り抜きができるようになります。

やり方

1.パレットからペンツールを選択

2.ペンツールで切り抜きたい要素の輪郭をなぞる。

3.切り抜きたい範囲を囲って一周できたら、パスを選んだ状態でパネルメニューから選択範囲を作成を選択

4.レイヤーパネル下部のアイコンからレイヤーマスクを作成を選択

メリット

・手動の切り抜きなので、こだわりたいポイントもちゃんと表現できる
・パスデータが残るのであとから調整がしやすい

選択範囲を作るやり方の場合、別の操作をして選択範囲を解除してしまうとまた一から選択範囲を作り直さなければなりませんが、このツールはパスデータが残るので途中で別作業をはさんでもまた同じところから再開が可能です。

また、アンカーポイントとそこから飛び出す線(セグメント)を自分の好きな場所に配置・調整ができるので、服のよじれや細かな隙間なども正確に切り抜くことができます。

僕自身本格的に切り抜きをするとなったらまずこのペンツールを使用します。

デメリット

・手作業なので複雑なものになると時間がかかる
・ベジェ曲線を利用するので、使いこなすのにコツが必要
・髪の毛や毛皮などのような輪郭がハッキリしないものは自然に切り抜きづらい

こちらは点を一つ一つ手作業で打ち込み線で結んでいくため、複雑なものになればなるほど時間がかかります。

また、髪の毛や毛皮のように繊維一本一本が背景に溶け込み輪郭が捉えづらいものだと、ハサミで切り抜いた感が強くなってしまい、自然な切り抜きにしづらいです。

アンカーポイントとハンドルの扱いを理解しないうちは思った通りに線が引けないかもしれません。が、難しい知識が必要ということではありません。

アンカーポイントを打ち込む場所や、ハンドルの伸ばす方向や距離を少しずつ感覚で理解していくだけなので、まずは使って慣れてみるのが良いと思います。

アルファチャンネルを使って切り抜く

切り抜きたい所と背景のコントラストがはっきりしているという条件が必要になりますが、切り抜きたい範囲とそうでない範囲を白と黒に塗り分けて選択範囲を作るというやり方になります。

条件が整っていれば髪の毛や動物の毛皮のような輪郭を捉えづらいところも自然に切り抜くことができます。

やり方

1.チャンネルタブから、コントラストが一番強いチャンネルを選んでコピー。
(今回はRGBのうち一番コントラストが強い「R」を選択しました)

2.色調補正のレベル補正もしくはトーンカーブをつかってグレーの部分を白・黒に近づける

3.加工したチャンネルを選択している状態で選択範囲メニューから選択範囲を読み込むを選択

メリット

・パスでは自然に切り抜くのが難しい髪の毛や毛皮なども自然に抜ける
・コントラストさえ明確なら短時間で切り抜きが可能

自動選択ツール同様、切り抜きたいところと背景のコントラストがしっかりと分かれていれば大きな調整もなく切り抜きができます。

しかも、こちらは塗り分けの工程で調整が可能なので細かいところまで切り抜きができます。

僕自身人物や動物の切り抜き、あとは桜の木や遠景に広がる森など、ペンツールでは自然に切り抜けない場合はこのツールを試します。

デメリット

・背景と切り抜きたい部分の色が近いと機能しない
・機械任せになるので思った通りに切り抜けない場合も。

これも自動選択ツールと同様、背景と切り抜きたい部分の色が近い色だと選択ツールとして機能しません。

そして、切り抜きたい対象の内側に背景と同系色が含まれていた場合、そこも切り抜きがされてしまいます。

「一見問題なく切り抜きがされていると思って処理を実行すると思わぬ箇所が残ってしまった。」
ということもあるので、塗り分けの時にしっかりチェックする必要があります。

切り抜きのコツ

切り抜きしやすい写真を選ぶ、撮影する

今回紹介した自動選択ツールやアルファチャンネルに限らず、機械に任せる切り抜き機能は隣り合ったピクセルの色の差を基準に切り抜きをしています。

背景の色と切り抜きたいモノの色があまりに似通ってしまうと機能しなくなってしまうので、あらかじめ切り抜く予定の画像はコントラストがはっきりした場所で撮影する。
もしくはコントラストが明確な素材を使用する等、写真選びの段階で切り抜きに向いているかを考慮するのが良いと思います。

対象をしっかりと観察する

ペンツールを使って切り抜きをする場合、直感に任せて切り抜きをすると不自然な切り抜きになってしまいます。「ハサミでザックリ切りとったスクラップ写真」のような印象です。

複雑なものを引き抜くときはそのものの形状をまずはよく見てみることをおすすめします。

近寄ってみたり逆に引いてみたりして、物の厚みや質感、細かいよじれや凹凸なども考えながらアンカーポイントを入れていくと自然な切り抜きができます。

調整が必要なものはレイヤー単位でバックアップを取る

輪郭があいまいだったり、細部まで切り抜けなかった場合、レイヤーマスクを編集することで微調整をかけることができます。
境界線の調整を利用することでより細かい部分も調整が可能になりますが、注意点として一度処理をかけると、元に戻す(⌘+Z)以外で元に戻す手段がないというのがあります。

元に戻す(⌘+Z)でもどせる工程数にも限りがあり、あまりブラシツールでカチカチと調整してると最初の頃の工程が消えてしまったりということもあります。

なので、レイヤーマスクに対して手作業による調整を加える場合は作業前のレイヤーをコピーで残しておくと良いと思います。

最後に

今回はPhotoshopを使った切り抜き方法についてお話ししました。

「切り抜きをして画像を合成してみたいけど、結局どれを使えばいいかわからない。。」

といったときは、まずは今回紹介した方法を試してもらえたらと思います。
写真の切り抜きを駆使して、これまでよりもPhotoshopでの表現幅が大きく広がる。そんな助けになりましたら幸いです。

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