そとで遊ぶ子どもの写真をキレイに撮りたいけど動きまわっちゃって写真がブレブレ…。
どうやったらうまく写真が撮れるんだろう?
子どもとの思い出写真、アルバムを見返すもどれも似たような写真ばかり。
ちょっと一味違う写真の撮り方ってないのかな?
そんな方に向けてこの記事を書いています。
お子さんを持つようになると、思い出残しに写真を撮る機会は増えてくると思います。
僕も以前は風景の写真ばかり撮ってましたが、子どもが産まれてからは子どもの写真ばかり撮るようになりました。
でも後でアルバムを見返すとどれもハイチーズ!で撮った日の丸構図の写真ばかり、なんてこともあるかと思います。
もちろんそれも十分素敵な思い出写真だと思います。
でもどうせ一眼で撮るならその時の空気感も伝わるような写真であれば、より当時のことを思い出せる素敵な一枚になると思います。
今回は筆者自身こどもの写真を撮りながら学んだ、より自然体な子どもの撮り方のコツについてお話ししたいと思います。
自然体な子どもの撮り方のコツ
せっかくなら子どもがおもいっきり遊んでいる自然体の写真を撮りたいもの。
ここでは自然体な子どもの様子を撮るコツを紹介していきます。
子どもの目の前でレンズを向けない。
これを読んでくれているあなたにも経験があるかと思いますが、カメラのレンズを急に寄せられると撮られる側は緊張してしまいます。
僕もつい子どもに寄って撮ってしまうのですが、やっぱりレンズに気づくと一気に表情がこわばってしまいます。
遊んでいる時はなるべく緊張感を与えないよう、レンズが気にならない距離から取ると自然体の写真を撮りやすいです。
アングルを子供の目線まで下げる
意外と忘れがちなのが撮影するときの視線の高さです。
僕も、子どもを追いかけながら撮影しようとするとつい大人の目線の高さで撮ってしまうのですが、そうすると子どもの頭ばかりが写ってしまい肝心の表情がよくわからない写真になってしまいます。
ぐっとかがんで子どもの目線まで下げることで、子どもの表情が見えるのはもちろん、まわりの状況や雰囲気も伝わるとても印象的な写真になります。
シャッタースピードを早めに設定してブレを防ぐ
とにかく子どもの写真を撮る上で悩むのが「ブレ」です。
動き回る子供をオートで撮影すると手や足がブレてしまい、輪郭がはっきりしない写真になってしまいがち。
子どもを撮影するときはカメラモードを「シャッタースピード優先」もしくは「マニュアルモード」に設定。
シャッタースピードを自分で調整することができるようになるので、シャッター速度を早めに設定することでブレを防ぐことができます。
目安としてはだいたい200/1秒は確保したいところ。天気が晴れていれば光量は十分なので500/1秒とかでも暗くならずに撮影ができます。
マニュアルの設定については、以下の記事も参考にしてもらえたらと思います。
マニュアルモードで設定するのは自信ないなという方むけに、他の撮影モードについての解説も以下の記事にまとめてあります。
撮影モードを使いこなせるようになると手間をかけずに写真を撮ることできるようになります。
連続撮影でタイミングを逃さないようにする
子どもの撮影で抱えるもう一点の悩みは「シャッターチャンス」です。
誕生日に子どもがケーキを吹き消す瞬間や、水族館や動物園で飛び跳ねながら大喜びする瞬間などなど。
できたらその中でも1番のタイミングを撮りたいところ。
そうした場合、連続撮影オフでの撮影だとタイミングをはかるのがとてもシビアになってしまいます。
僕もこれまで何度も決定的瞬間を狙って撮影をしてみましたが、連続撮影オフではやはりタイミングが合わず「あとコンマ数秒遅かった!/早すぎた!」といった悔しい思いをしてきました。。
連続撮影に設定すると、シャッターボタンを押しっぱなしにしている間連続で撮影してくれるので、こどもの撮影をするときはこちらを利用するのが有効です。
連写の速度も可能な限り高速で。
軽く押し込んだだけで数枚撮れてしまうので枚数は嵩張りますが、最近のメモリーカードはjpgであれば5000枚以上は余裕でおさまるので、僕自身こどもを撮影するときは割り切って大量に撮るようにしています。
基本一度のカットで3〜5枚ほど。タイミングを逃したくないものであれば初めから終わりまでシャッターを押しっぱなしで撮っています。
写真のデータがすぐパンパンになってしまう場合は、別のデバイスやサーバを使用してバックアップを撮るのがおすすめです。
詳しくは以下の記事もどうぞ。
あえて子どもを中央から外す
こどもを撮影する際、画角内に収めるのに必死でつい中央に収めてしまいがち。
いわゆる日の丸構図と呼ばれる状態です。
もちろんそれでも全く問題ないのですが、あえて少し外すだけで印象がガラッと変わります。
子どもが向いている方向に空間を大きく作ってみたり、子どもが触ったりつかまったりしている物も含めて一枚に収めたり。
こうすることで「子どもの写真」が「子どもが何かをしている写真」となり、より当時の状況が伝わる写真になります。
とはいったものの動き回る子どもをおさめつつ凝った構図を考えるのはとても難しいので、まずは3分割構図での撮影が個人的にはおすすめです。
これは写真に対し3×3のマスに分かれるよう補助線を入れ、メインとなる被写体をその補助線の交差するところに配置するという方法で、極論カメラの向きをすこしずらすだけでできるので初心者の方でも簡単に狙えるかと思います。
慣れてきたら背景の配置や、子どもが触れている物との関連性なども意識しながら撮るとより印象に残る写真になります。
パパも一緒に思い出作りを楽しむ
最後にカメラの具体的なテクニックとは違いますが、撮影に意識が向きすぎて一番肝心な「子どもと一緒に楽しむ」ことを忘れないようにしてほしいなと思います。
ブレ対策で三脚を持ち込み、状況に合わせてレンズを二つ持ち、絶えず子どものシャッターチャンスを狙う。
僕も一度だけやったことがあります。。
その時はその時で楽しいのですが、後になって「あぁ、子どもとちゃんと遊べてなかった」と後悔。
カメラマンに徹しすぎてしまうと、せっかくの思い出作りそのものが楽しくなくなってしまうかもしれません。
いきなりカメラは構えず、まずはパパとして子供と一緒になって楽しんでみましょう。
一緒になって遊ぶことで子どももリラックスできるので、より自然体で楽しむこどもの姿を引き出すことができると思います。
最後に
今回は子どもの撮る時に気をつける点についてお話しさせていただきました。
カメラの設定や撮り方も大事ですが、やっぱりパパ自身も思い出作りを楽しむことも大切だと思います。
一緒に思い出つくりも楽しみつつ、素敵な写真が撮れる。そのための助けになりましたら幸いです。
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