
カメラレンズを新たに買ってみたいけど、高額だし失敗したくない。
どんなレンズを買えばいいんだろう?
そんな方に向けてこの記事を書いています。
一眼カメラはレンズの付け替えで撮影の表現幅を広げられるのが大きなメリットですが、性能や価格がピンからキリまであるのでどれを買ったらいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実際にカメラを使ってみてある程度慣れてくると違うレンズも使ってみたくなりますよね。
自分がどんな写真を撮りたいのかを明確にすることで、レンズ選びの失敗をなくすことができます。
今回は一眼カメラを6年以上使い続けている筆者が各種レンズの特徴と目的にあわせた選び方について紹介いたします。
失敗しないレンズ選びのポイント3つ

新しいレンズに興味はあるけど安易に選んでしまうと失敗してしまうのではないかと不安になる方もいるのではないでしょうか。
せっかく買ったのに思い通りの写真がとれなかったらとてもショックですよね。
筆者が学んだ、以下で紹介する3つのポイントに注意しながら選ぶことで購入後の後悔はぐっと減らせます。
- 性能・価格にこだわりすぎない
- 事前にレンズを使うシーンを考える
- 自分の撮影スタイルと照らし合わせて選ぶ
筆者自身の失敗経験とあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
①性能・価格にこだわりすぎない
ついレンズも値段の高い「良いもの」を購入したくなりますが、高いものを買えば失敗がないとは言い切れません。
レンズは種類によってできる表現の得手不得手があるため、どんなに性能の良いレンズでも自分の撮りたい写真と合わない商品を買ってしまうと、使う機会がなくなってしまいます。

筆者自身、ボケ味を強く出したいと思って買った単焦点レンズが、焦点距離が普段使ってるレンズと合わずしまったままになった経験があります。
価格・性能の良いレンズを買うよりも、自分の表現したい写真にあったレンズを買うことが大切ですね。
②事前にレンズを使うシーンを考える
購入するレンズを調べる前に、まず自分がどんなシーンで写真を撮りたいのか考えてみましょう。
せっかく性能の高いレンズを買ったのに、自分の撮りたいシーンに使えないと損をした気持ちになってしまいますよね。
街歩きをしながら撮るのであれば画角の広いレンズの方が使いやすいですし、動物園やスポーツ観戦などのように物理的に近づくのが難しい場所から撮影するのであれば望遠レンズが欲しくなるでしょう。
役割を明確にすることで、撮影シーンと使用レンズが紐付けされて使う機会を逃すことがなくなります。
③自分の撮影スタイルと照らし合わせて選ぶ
撮影シーンと合わせて、自分が普段撮影する時にどんなスタイルをとるかを考えるとよりレンズ選びの要件が明確になるのでおすすめです。

筆者の場合は普段の移動は電車が多く、最近は家族とのお出かけの方が多いので、三脚は持ち歩くとしてもミニ三脚くらい。レンズも重量が軽いものを選んでいます。
具体的には以下の内容を考えていくと、自分にあったレンズを見つけるヒントが得られます。
- 主な移動手段は何か
- 普段どれくらいものを持ち歩くか
- どんな時にカメラを持ち出すか
- どんな人と撮りに行くのか
- 主な行動範囲はどれくらいか
たとえば普段から車をつかって比較的遠くまで撮影にいくような方の場合、どんなシーンにも対応した万能レンズを一個持ち出すより、特色あるレンズを複数持ち込んで使い分けをしたほうが貴重なチャンスを逃すことなく撮影ができます。
自分が普段どんな形でカメラ撮影をしているかを見直すことで、本当に必要なレンズがわかるようになります。
レンズの種類ごとの特徴について

レンズを実際に調べるにあたり、まずはどんな種類があるのかをカテゴリでわけて把握する必要があります。
せっかく自分の撮りたい写真や目的が明確になっても、適したレンズがどのカテゴリかわからないと探すのが大変になってしまいますよね。
焦点距離ごとのレンズの特徴と“ズーム”、”単焦点”二つの特徴を理解することで自分の目的にあったレンズがどの種類になるのかがはっきりわかります。
筆者の体験と合わせて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
焦点距離ごとのレンズ

レンズ選びを始めるにあたり、まうはレンズごとの焦点距離ごとに大きくカテゴリわけされます。
焦点距離というのは写真を撮った時の「レンズから撮像素子までの距離」を指し、そのレンズがどの程度広い視界をもつかの基準になります。
焦点距離が近いほど画角が広く、近くのものを撮影するのに適し、焦点距離が長くなるほど画角が狭くなり、遠くのものをクローズアップして撮れるようになります。
焦点距離は、レンズのフチや側面に「○○mm」といった具合に記載されています。
ズーム機能をもったレンズであれば、「○○-○○mm」のように最短距離と最長距離がそれぞれ記載されます。
標準・広角レンズ

焦点距離35~50mmは標準・広角レンズと呼ばれる種類になります。
画角は人間の視界と同じくらいか、さらにぐっと一箇所を凝視したくらいの広さと言われているため、初心者でも扱いやすいレンズです。
目にした景色をまるごと画角内に収めることができるので、とりあえず被写体を中央にあわせてシャッターを着れば見切れる心配はありません。

筆者は室内で子どもの様子を撮るときなどに使用します。
スマートフォン搭載のカメラも標準レンズに近いので、焦点距離の異なるレンズを使うときはスマホも併用しています。
街歩きをしながらのスナップ撮影や、パーティなどで参加者の写真を撮る時などにおすすめです。
超広角レンズ

超広角レンズとは焦点距離24mm以下のものを指し、標準レンズよりもさらに広い視界を写真に収めることができます。
ドーム状のレンズが光をより強く屈折させることで、人間の視界よりもさらに広い範囲の景色をセンサーに取り込むことができる仕組みです。
近くのものはより近く、遠くのものはより遠くに見えるので「パース」を意識した撮影をすると非常に奥行き感のある写真が撮れます。
目の前で大きな建造物を撮影したり、高いところからの景色をまるごと撮影するといった時に適しています。

筆者の場合はお寺散策のように、被写体が大きなものを撮るのかわかってるときは超広角を持ち込みます。根本から見上げるようにして撮ると迫力ある構図になりますね!
望遠レンズ

焦点距離100~400mmは望遠レンズに分類され、物理的に近づくことが難しい被写体を撮影するのに適しています。
望遠鏡のように遠くにある被写体にクローズアップできるため、動物園のように柵から離れた場所にいる動物もアップで撮ることができます。
遠くのものにしっかり寄れる分画角が狭くなるので、目の前のものを撮るのは不向きです。
観光などで望遠レンズを持ち歩く場合はスナップ撮影用に別のレンズを用意するか、スナップ撮影はスマホで行うと良いでしょう。
ズーム機能ごとのレンズ
次に、ズーム機能の有り無しで区分けしてお話します。
それぞれ特徴がありますが、一言で言えば
- 便利で初心者向けなのがズームレンズ
- 画質やボケ味にこだわるなら単焦点レンズ
になります。
ズームレンズ

焦点距離を一定の範囲内で変更することができます。
例えば、18-135mmと書かれたレンズは焦点距離を18mmから135mmまで自由に調整することができます。
18mmに調整すれば超広角レンズのように広い画角での撮影が可能で135mmまでのばせば標準~望遠レンズとしてより遠くのものにクローズアップできます。
一つのレンズでいくつもの役割を果たせるので、レンズを差し替える手間が抑えられる一方、内部が複雑で重くなりやすい一面もあります。
また、ピントを補正するための内部レンズも枚数が多くなりがちで画質が落ちやすいデメリットもあります。

筆者は18-200mmのデュアルズームレンズを持っています。広角から望遠までカバーする便利レンズですが、超広角・超望遠のような特性はでないのであくまで撮れるだけと言った感じです。F値もそこまで下げられないのでボケ味も浅いです。
単焦点レンズ

焦点距離が固定されたレンズです。
倍率を調整するズームリングがなく、レンズにある焦点距離の表記も「35mm」といった具合に指定された距離のみが記載されています。
画角の調整ができないので撮影用途が限られる一方、構造がシンプルな分ピントを精細に合わせられるのでズームレンズより画質が高くなります。
ボケ味にかかわる「絞り値(F値)」もズームレンズよりさらに低い数字にできるので、背景をより強くぼかすことができます。
比較的小型・軽量なものが多いので持ち歩くのは楽なんですが、用途に合わせて何本か持ち歩く必要があります。
単焦点レンズ一本のみで持ち込むと狙った写真が撮れず後悔することも

筆者も浅い考えで単焦点を買って後悔したことがあります。
画質が高く、ボケ味も強い印象的な写真は撮れるのですが、とにかく使い所を選びます。
複数レンズ持ちが前提で、かつどのレンズを使うか事前に見極めが必要なのでやはり上級者向けだなと痛感しました。
その他のレンズ
焦点距離とは別で特殊な仕様が施されたレンズもあります。
一般的な使い方もできつつ少し変わった撮影もできるので、撮影の選択肢が広がります。
マクロ(接写レンズ)

焦点距離は50mmほど。広角~標準と同程度です。
このレンズは、通常のレンズではピントを合わせることのできない至近距離での撮影に対応しています。
内部にあるフォーカスを合わせるためのレンズの可動域を広くすることで、本来ピントが合わなくなってしまう最短撮影距離よりもさらに近い距離にある被写体にもピントを合わせることができます。
主な使用用途はそのまま至近距離での撮影「接写」です。
花の中央にある雌蕊、その周りに落ちた小さな水滴など、繊細な被写体にクローズアップしたような写真が撮れます。
このレンズのもう一つの大きな特徴は、普段使いのレンズとしても運用できるところ。
他のレンズと違い、内部のレンズに工夫がされているだけなので、至近距離の被写体に限らず、標準レンズで扱う距離での撮影も問題なくこなせます。
さらに言うとレンズの歪みが小さいので、同じ焦点距離のズームレンズよりも綺麗な写真が撮れる場合が多いです。
接写専用のレンズというより、至近距離での撮影も可能な万能レンズと言っていいと思います。

筆者も、普段スナップ撮影で持ち歩く時は広角レンズではなく、単焦点のマクロレンズを持ち歩いています。
サイズもコンパクトなので、ぶら下げてても邪魔にならないのがうれしいですね。
自分にあったレンズを探して撮影の幅を広げよう

今回の内容を箇条書きでまとめると以下のようになります。
- レンズとは一眼カメラの表現幅を決める重要なもの。
- レンズを調べる前に使いたいシーン・撮影スタイルを考える
- 価格や性能よりも自分の撮りたいものに適しているかで選ぶ
でも実際に買うとなると失敗しないか不安なもの。
いかに自分が撮りたいスタイルを決めた上でレンズを調べたとしても、実際の使用感はつかってみないとわかりません。
そんな時はレンタルサービスを使用するのもひとつの手です。
筆者自身も手元にないレンズで撮影をしてみたい場合や、新しいカメラを試しに触ってみたいときはレンタルサービスのモノカリを使用しています。
3日〜1ヶ月のスパンでレンタル期間を選ぶことができ、3日程度のレンタルであれば購入価格のおよそ10分の1ほどの値段でレンタルができます。

お金が手元になくすぐに買えない場合でも、レンタルで試しながら自分に合ったものを探せるのでとても便利ですね!
自分の撮影したいシーンなどを考えながら、ぴったりのレンズを見つける一助になれば幸いです。
コメント
[…] レンズを別途購入する場合は、目的にあわせたものを選ぶことで失敗を防ぐことができます。 […]