夜の撮影でも綺麗に撮りたい!失敗から学んだ6つのコツ

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カメラ
カメラ初心者
カメラ初心者

夜に写真撮影にいったけどオート設定じゃうまく撮れなかった…。

カメラ初心者
カメラ初心者

花火やホタルを撮影してみたいけど、なにかコツとかあるのかな?

そんな方に向けてこの記事を書いています。

おでかけする時にカメラを持ち歩くようになると、夜間のような暗い中での撮影機会も多いことに気づきます。

一例挙げるだけでも以下のようなイベントやスポットがでてきます。

夜に撮影したいイベント・スポット
  • 夜桜
  • 花火
  • ホタル
  • 満月や星空
  • イルミネーション
  • 工場夜景
  • 都会夜景
筆者
筆者

夜ならではのきらびやかな写真もとても素敵ですよね!

ただ、夜間の撮影は基本的に光が少ないのでただ撮影しただけではなかなか綺麗な写真は撮れません。

筆者自身さまざまな夜間撮影に挑戦してきましたが、最初のうちは失敗ばかりでした。

真っ暗で光が全く写り込まないこともあればブレブレで情景が全くわからないような写真を撮ったこともたくさんあります。

そんな中色々な設定を試したり、撮り方を変えてみることで少しずつ夜間撮影のコツを学んできました。

結論、筆者が学んできた夜間撮影のポイントは以下の5つです。

夜間撮影のポイント
  • カメラモードはシャッター速度優先もしくはマニュアルモードを選択
  • 三脚を持ち込む
  • レリーズ(シャッターリモコン)を持ち込む
  • シャッタースピードを変えてバリエーションをたくさん撮る
  • MF(マニュアルフォーカス)を使う

今回は筆者がこれまでに失敗したお話も含め、夜間撮影で学んできたことを詳しく紹介します。

この記事を通じて夜間の撮影に興味があるけどどのようにして撮ればいいかわからないモヤモヤがスッキリします。

夜間撮影について失敗から学んだこと

ではさっそく夜間撮影のポイントについて詳しくお話ししていきます。

5つのポイントに分けてお話ししますが、基本的には被写体がブレない範囲でいかにシャッタースピードを稼ぐかに重点を置いています。

設定はシャッター速度優先、もしくはマニュアルを選択

普段カメラモードをオートにしてシャッタースピードをカメラまかせにしている場合、シャッターボタンを押してから写真が撮れるまでかなり間があくかと思います。

筆者
筆者

普段なら「カシャッ!」と鳴るシャッター音が「カッ…ション」みたいに少しテンポが悪く鳴る感じです。

これは光源が少ないため、シャッターを開けて光を取り込む時間がのびてしまっている状態です。

そうすると、どんなに頑張って撮影しても写真はブレたものになってしまいます。

筆者自身、最初はマニュアルモードが使えずプログラムオートで撮ってました。

あとからみたら見事ブレブレ…。

SONY α6000にて撮影

上の写真は筆者が実際に撮影した写真です。

まだ日が沈みきる前に撮影したものですが、シャッタースピードをカメラまかせにしたので完全にブレてしまっています。

夜間撮影は昼間に比べてシャッター速度の管理がよりシビアになります。

状況に合わせて変えられるよう、シャッター速度優先か、使えるのであればマニュアルモードで撮影しましょう。

マニュアルモードをつかった撮影方法については、以下の記事もあわせてどうぞ。

三脚を持ち込む

手っ取り早くブレを抑えるなら三脚でカメラ固定してしまうのが一番です。

三脚を持ち歩いての撮影はぐったりしちゃいますが、手でカメラを持って撮影するよりはるかにカメラが安定するので夜間撮影では強い味方になってくれます。

筆者が以前イルミネーションの写真を撮ろうとした際、当時三脚を持っていなかったのでシャッタースピードを1/60秒くらいに設定して撮影をしていました。

筆者
筆者

三脚を使わずに撮る場合ギリギリ被写体がぶれない範囲です。

日中なら十分明るさを確保できるのですが…。

あとでみてみると光量が全く足りずイルミネーションの光がただの小さな点に…。

ホタルなんかも同様で、ホタルの飛ぶ軌道を写真におさめるためにはシャッターを開ける時間を数秒稼ぐ必要があります。

手でカメラを持って撮影するやり方では限界があると知って以降、夜間撮影をするときには三脚を欠かさず持ち込むようになりました。

ただし、三脚を使う場合気をつけないといけない点があります。

それは会場によっては三脚の持ち込みが禁止されている場合があること。

三脚は設置するとそこそこ場所を取るので、通路が狭いと他の人が通れなくなってしまう場合があります。

主催側がそれを見越してあらかじめ三脚を持ち込み不可にしているケースがあるわけです。

イベントの公式サイトなどに記載されているので、三脚を持ち込む場合はあらかじめ確認しておきましょう。

レリーズ(シャッターリモコン)を持ち込む

レリーズとは、コードをカメラに接続して使用するリモコンシャッターのことです。

コードの先端にリモコンがついており、離れた場所からカメラのシャッターをきることができます。

カメラはファインダをのぞきながら撮影をするので、一見何に使うのかわかりにくいですよね。

実は夜間のような暗い場所で撮影する場合、シャッターボタンを押し込んだときのカメラ本体の傾きも強く影響を受けます。

これは三脚で固定した場合も同様で、わずかに押し込んだだけのつもりでも実際に写真を見てみると被写体がぶれてしまうことがあります。

レリーズを使えばカメラ本体に触れることなく撮影が可能なので、ブレのリスクを限りなくゼロに近づけることができます。

筆者
筆者

夜間撮影では三脚同様手放せないグッズですね!

個人の趣味で使う分には多くの機能も必要ないので安価なレリーズで十分つかっていけます。

筆者自身、ケンコーの「リモートC09」シリーズを使用しています。

筆者が使用しているSONYのカメラに対応していて、価格も求め安く機能もシンプルなのではじめて買ったときも難なく使いこなすことができました。

シャッタースピードを変えてバリエーションをたくさん撮る

夜間撮影はシャッター速度の管理が重要ですが、シャッタースピードを長く設定すれば良いわけではありません。

たとえば、シャッター速度を遅くして花火など動きのある光を綺麗に撮ろうとします。

それと合わせて手前に友達や家族を入れて撮ろうとすると人物の方はブレブレになってしまいます。

木に取り付けられたイルミネーションなども同様です。

シャッター速度を遅くすればより明るくふんわりした光の写真になりますが、その間風で木が揺れるのでカメラが揺れてなくてもブレやすくなります。

どれくらいシャッターをあければ綺麗に撮れるかは被写体や撮影条件でまったく違います

何度も撮影を試せるのであればぜひシャッター速度を変えて撮ることをおすすめします。

例えばシャッタースピードを「3秒 / 0.5秒 / 20分の1秒 / 60分の1秒」といった具合にある程度幅をつけて撮影してみると、全く予想もしていなかったようなシャッター速度が正解だったりします。

筆者自身、1〜2秒くらいの少し長めのシャッタースピードで撮影するのが正解だと思っていた被写体も、他の人が撮ったすごい綺麗な写真が実はシャッタースピード125分の1秒のような短いシャッタースピードで撮られていたということもありました。

短いシャッター速度で撮影をする場合はノイズだらけにならない範囲でISO感度を上げて明るさを確保しましょう。

MF(マニュアルフォーカス)を使う

被写体を自動で捉えてピントあわせをしてくれるAF(オートフォーカス)は大変便利ですが、夜間の場合はあえてMF(マニュアルフォーカス)で撮影した方がピントが合いやすくなります。

理由は大きく分けて以下の二つがあります。

夜間撮影はMFの方が良い理由
  • あらかじめピントをあわせておくことでシャッターチャンスを逃さず写真が撮れる
  • AF機能でピントを合わせるときに使う補助光が発生しない

一つ目について詳しくお話しすると、通常AFで撮影する際ピント調整のためにタイムラグが発生します。

これが暗いところではあまり素早く機能せず、昼間のとき以上に時間がかかることも。

筆者自身花火を撮影したときに以前はAFで撮影をしていました。

ですがピント合わせに時間がかかってシャッターを切る前に花火が消えてしまったり、あわててシャッターを切ったことでピンボケ写真になったりと、全くうまく撮ることができませんでした。

α6000にて撮影

上の写真は実際に筆者が撮影したときの花火の写真です。

ピントをあわせている間に花火がきえてしまうのであわててシャッターを押し込んだ結果、ピンボケ写真になってしまいました。

MFの場合は、一度ピントがあう距離にあわせてしまえばあとはシャッターを切るだけなので、タイミングを逃すことなく撮影ができます。

筆者
筆者

花火のような動く被写体ではMFが必須ですね!

もう一点は、そのAFのピントをあわせを補強するために発せられる「補助光」と呼ばれる赤い光の存在です。

この光がけっこう強く、近くでおなじように写真を撮っている方がいた場合、その赤い光が映り込んでしまう場合があります。

筆者
筆者

せっかくいいタイミングでシャッターをきったのに、となりの人のカメラから出た補助光が写り込んでしまったらかなしいですよね。

もちろんこの補助光は設定で切ることができるのですが、補助光を切るとピントが合わせにくくなってしまいます。

そのため、あらかじめじっくりとピントのあう距離を調整できる場であれば、MFであらかじめピントをあわせておくのが良いでしょう。

現像時にRAWデータを編集する

カメラテクニックとは少し違いますが、最終的にはRAWデータを編集することで綺麗な写真に補正しなおすことができます。

RAWデータとは

デジタルの一眼カメラなどで撮った際に画像データに変換する前の生のデータのことです。

カメラ内部にあるレンズを通して取り込んだ光を読み込む装置(イメージセンサー)が捉えた光の情報を記録したデータになります。

そのため、この時点では画像ではありません。

この画像を現像ソフトで加工することでJPGやTIFなどの画像データに変換することができます。

一見真っ黒にみえる写真でも、RAWデータ上ではしっかりと背景を捉えているというのはよくあることです。

RAWデータの編集・現像には専用のソフトが必要ですが、なかには無料のものもあるようなのでダウンロードしてみても良いかもしれません。

筆者は仕事柄RAWデータをあつかうこともあるので、PhotoshopまたはLightroomを使用しています。

最後に

今回は筆者がこれまで行ってきた夜間の撮影で失敗したことと、そこから学んだことを記事にまとめました。

コレに加えて光で玉ボケを演出したり、逆に全てにピントがあったパンフォーカスな写真を目指すのであればまた違った工夫が必要になると思います。

撮り方で全く印象がガラッとかわるのも夜間撮影の面白さだと思うので、ぜひ色々な撮り方を試してみてください。

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